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クレジットカードのコラム

クレジットカードの利用限度額の上げ方と審査の条件・注意点をまとめてみた

クレジットカードの利用限度額の上げ方と申し込み時の注意点

はじめまして。

元現金化業者の神崎智也(@carddeokane25)と申します。

クレジットカードの利用限度額はカードの利用に慣れるにつれて、もしくは生活の仕方が変わることによって不足することがあります。

最初にクレジットカードを作った時には審査も不安だったし、それほどは使わないだろうと思って比較的控えめな金額を申し込むものです。

また、カード会社も最初から高い利用限度額を認めてくれません。

そのため、多くの人が使っていくうちに利用限度額の増額(増枠)を希望するようになります。

クレジットカードの利用限度額の内訳と仕組み

クレジットカードの利用限度額の内訳と仕組み

クレジットカードの利用限度額を上げてもらう手続きを行う前に知っておきたいことがあります。

それは、クレジットカードの枠にはショッピング枠とキャッシング枠があるということ。

そして、「自分はどちらの枠の利用限度額の増額を求めているのか」をハッキリさせておくことです。

こちらがハッキリしていない場合、利用限度額の増額はかなり難しくなりますので、まずはどちらの枠を増やしたいのか決めることが大切です。

クレジットカードの枠の考え方

クレジットカードの枠の考え方

クレジットカードではショッピング枠を使って買い物ができます。

カードを使って決済すると商品は先に受け取れるのに支払いはカード会社が代わってくれて、自分は後払いにできます。

信用(クレジット)によってカード会社はその人の代わりに支払う金額の範囲を決定しています。

それが「ショッピング枠」です。

また、そのカードを使って現金を借りられる「キャッシング枠」も、その人の信用によって決められています。

ショッピング枠の決定は、

  • 申込をした際の信用情報
  • 個人情報の審査

によって行われます。

ショッピング枠は割賦販売法という法律で定められており、その人の支払い可能額から決められます。

年収から生活維持費とカード支払い(返済)予定金額を引いて出た金額がその人が認められる可能性のある最大の枠です。

つまり、収入から支出を引いた残りの金額にゆとりがないと、枠は小さく(もしくはゼロに)なり、収入から支出を引いた金額にゆとりが大きければ、枠は大きくなります。

キャッシング枠というおまけ

キャッシング枠というおまけ

キャッシング枠は、ショッピング枠全体の一部という扱いになっています。

基本的に、大抵のキャッシング枠は少額です。

クレジットカードはお金を借りることがメインのカードではなく、キャッシングはおまけのようなものだと考えておいても良いでしょう。

また、キャッシング枠はショッピング枠とは違う法律によって定められており、総量規制の対象になります。

総量規制では、年収の3分の1より多くの借り入れ利用が出来ないと定められています。

クレジットカードの利用限度額を「上げる」とは

クレジットカードの利用限度額を「上げる」とは

  • クレジットカードの利用限度額を上げる
  • 増枠する

という時ショッピング枠のことを指すことが多いのですが、人によってはキャッシング枠も上げたいと思うこともあるでしょう。

認められるかどうかはともかく、手続き上はショッピング枠もキャッシング枠も上げる申込をすることは可能です。

ただし、この2つの枠の限度額のアップの難易度は違います。

キャッシング枠を上げるための審査は厳しいことが多く、上がっても高額の利用は難しいものです。

もしも、今後キャッシングをたくさん使いたいという場合にはクレジットカード以外の方法を考えた方が良いかも知れません。

クレジットカードの利用限度額の上げ方

クレジットカードの利用限度額の上げ方

クレジットカードの利用限度額を上げるための方法を紹介します。

クレジットカードの利用限度額の上げ方には2種類の道があります。

  • 自分で増枠を申し込む
  • カード会社が増枠してくれる

どちらも当たり前のことだと思われるかもしれませんが、クレジットカードの利用限度額を増額するときはこちらについても詳しく知っていることが大切です。

利用限度額を増枠する前にこちらを知っておきましょう。

1.自分で増枠を申し込む

クレジットカードの増枠の手続きは非常に簡単であり、電話1本、または入力フォームなどから申込をするだけで出来るカード会社も増えています。

希望する金額を申告し、審査が完了するのを待つだけです。

増枠は即日でできる場合もありますし、審査完了まで1週間程度待つこともあります。

2.カード会社が増枠してくれる

クレジットカードの増枠は、自分で申し込まなくてもカード会社が行う場合があります。

カード会社は利用者の信用を定期的にチェックしており(途上与信といいます)、利用状況が良好な人はカード会社の方で増枠をしてくれることもあるのです。

増枠申込のリスクと注意点

増枠申込のリスクと注意点

クレジットカードの増枠は、自分で申し込む場合とカード会社がやってくれる場合があると前述しました。

こうした増枠を積極的に行うカード会社の場合には、基本的に増枠された人は「信用度が高いと認められた人」であり、反対に増枠されていない人は「信用度が低くて増枠できない人」である可能性が高くなります。

また、もともと最初の審査結果があまり良くない人で最低限の枠をもらっていることもあります。

信用度が低くて回収リスクはあるけど顧客は逃したくないという場合にカード発行するケースです。

そういった人が、あえて増枠の申込をすると、もともと途上与信が良くなかったため審査に落ちる可能性が高くなります。

さらにリボ払いの残額が多かったり、利用状況が悪くなっていることを審査で発見されたら、限度額を下げられたり利用停止になることすらあります。

クレジットカードの利用限度額を上げるための条件と注意点

クレジットカードの利用限度額を上げるための条件と注意点

クレジットカードの利用限度額を上げるために自分で増枠を申し込むことが出来ますが、この方法には注意をしないと増額できないだけでなく利用停止になるリスクもあります。

カードの増枠を自分で申し込む場合には、慎重に判断した上で行動に移しましょう。

条件1:半年~1年以上の利用

増枠をしてもらうにもカードを発行されて間もないとその人の信用に変化がなく、最初の審査と同じになってしまいます。

増枠を求めるのであれば、半年~1年程度はカードを利用することが必要です。

その間に優良なカード利用者であると認められれば増枠審査も有利になるでしょう。

条件2:適度なカード利用額

カードを使いすぎている人が増枠を申し込むと回収リスクが懸念され、落ちやすくなりますが、反対に全くカードを使っていない、今でも枠が余っている状態で申し込んでもカード会社から「なぜ必要なんだろう?」と不審に思われます。

利用限度額を上げてもらいたいならある程度はカードを有効活用しておくことも必要です。

もし使っていない場合には今後必要となる正当な理由を伝えると良いでしょう。

条件3:スムーズな継続返済(遅延や延滞はNG)

半年~1年間カードを使っていればその人の信用の実績となります。

しかし、遅延や延滞があると信用情報に傷がついてしまい、その後のあらゆる審査に悪影響を与えます。

増枠を希望しているなら、遅延や延滞をせずに正しい返済を続けましょう。

条件4:年収などの好転

クレジットカードの利用限度額は年収と生活維持費、クレジットカードの支払い予定額から決まります。

利用限度額を上げてもらうためには、その根拠となる年収が上がっていることも大切です。

条件5:継続的には無理なら一時的な増枠で

普段はそれほどクレジットカードを使わないけど急な出費や買い物が必要になることもあります。

そんな場合には継続的に上げるのではなく、一時的な増枠を申し込みましょう。

  • 海外旅行に行く
  • 来月大きな買い物をしたい

などのはっきりとした理由があれば、比較的簡単に利用限度額を上げてくれます。

もちろん、これまでの利用状況が悪かったり、あまりにも度を過ぎた金額の申込をした場合には通らないこともありますが、継続的な増枠が難しい人でも一時的な増枠なら認められやすいものです。

クレジットカードの利用限度額の上げ方まとめ

クレジットカードの利用限度額の上げ方まとめ

クレジットカードの利用限度額を上げるには審査を受けることが必要となります。

そのため、申込をした時点の利用状況によっては結果が良くないと、場合によっては限度額を下げられてしまうこともあります。

申込の方法自体は簡単ですが、安易な増枠の申込はリスクとなります。

限度額を上げてもらうことができるか、慎重に検討してから申込をした方が安全です。


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